タイトル | : Re: フレンチメニュー用語解説 連載(34) |
投稿日 | : 2004/11/23(Tue) 00:42 |
投稿者 | : chun3(管理人) |
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> 「ギャルソンの部屋 : フレンチのメニュー用語解説 Vol.34
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> < 本日のメニュー >
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> Pastille de Thon aux Abricots secs,
> Vinaigrette compose'e
> 乾燥杏で風味付けしたドロップ状のマグロ、
> フレンチドレッシングで
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> < メニューの用語解説 >
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> Pastille (パスティーユ)
> 日本語: ドロップ
> 英 語: drop
>
> 解 説: Pastille は小型のボンボンやドロップを意味する言葉です。トローチや錠剤も意味しています。
> > Pastille (パスティーユ)
> > 日本語: ドロップ
> > 英 語: drop
> > 解 説: 先週の紹介では Pastilla と紹介していましたが、これ
> > に該当しそうな言葉を見つけることが出来ず、恐らく誤植
> > であろうという結論に至りましたので、そのように変更し
> > てご案内させていただきます。
> > Pastille は小型のボンボンやドロップを意味する言葉
> > です。トローチや錠剤も意味しています。
>
--- (34)配信後の、当時の読者からのフォロー記事 ----
転載以下
> 早速ですが、今回の料理名の解釈について。
> これはもともとモロッコ料理の前菜であるパスティヤをさすのではないで
> しょうか。
> 本来はうずらの肉をパート・フィロ(たしかトウモロコシの粉が原材料…)
> という薄い春巻きの皮のようなもので何層にも包み、アーモンドと砂糖で
> 甘じょっぱい味付けにしてオーブンで焼いたものです。
> フランス料理店では、このパート・フィロで包んだ料理をパスティヤと称
> して中身は多種多様。
> 中にはカリカリに焼いた皮をローストした食材の上にのせただけのもので
> も、パスティヤと呼んでいるところもあります。
> 私の大好きな調理法の一つで、メニューの中にこれを見つけるとついオー
> ダーしてしまいます。
> フランスではけっしてめずらしいものではなく、ビストロから3つ星レス
> トランのメニューにもみることができます。
ご教授、ありがとうございました。確かに最近のフレンチではパート・フ
ィローを良く使っています。パートフィローはとうもろこしだけでなく、小
麦粉も加えるようで、パリパリとした食感が面白いところから、好まれて使
われているようです。料理の鉄人で坂井シェフが良く使っていたようですの
で、ご存知の方も多いでしょう。
パスティヤについては、お恥ずかしながら存じ上げませんでした。お陰さ
まで貴重な知識が身につきました。(holly氏発言)
転載ここまで