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タイトルフレンチメニュー用語解説 連載(32)
投稿日: 2004/09/12(Sun) 03:33
投稿者Chun3(管理人)

熱いリクエストにより 復活! フランス語のメニュー、数ながめれば
なんとか 覚えられるようになってきます。
いっしょにがんばりましょう!

前に紹介しました、という部分を ふたたび引用してほしい、というリクエストがありましたので、
やってみます(どこまで もつかしらんが)



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> > フレンチメニュー、ホテル職についてのすばらしいHP
> > ホテリエ 
> > http://www.hotelier-holly.com/
> の過去配信から、当該管理者許諾をえて、再掲いたします。
> なおこのモトURLは 移転・改装のため、過去ログ掲載はなくなりました
>
> ホテリエ・ライブラリは 2003/1月で移転
> http://www.library-h.com/

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「ギャルソンの部屋 : フレンチのメニュー用語解説 Vol.32
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< 本日のメニュー >


Pomme d' Amour et Salpicon de Homard
aux Piments doux
トマトと、賽の目に切ったオマール海老の和え物
ピーマンの器に入れて


◇◇ ここがポイント? ◇◇

今回のメニューも分かり易いですね。ただ、トマトとピーマンが余り
お目にかからない表現でかかれていることがポイントのようです。


このメニューは、前にパリに出かけた時に手に入れたガイドブッ
ク「Les Grandes Tables du Monde」 から抜粋しています。当然、フラ
ンス語でしか書かれていませんので、日本語は僕が入れたものです。


Georges Blanc
住所: 01540 Vonnas 備考: その当時の情報です。

このメールマガジンは個人的に作成しているもので、上記レストラン
とメールマガジン作成者の Holly は直接関係を持ちません。従いま
して、問合せ等は、直接お願いいたします。


< メニューの用語解説 >


Pomme (ポンム)
日本語: 林檎(りんご)
英 語: apple
解 説: Vol.0004にて紹介しました。↓

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Pommes (ポム)
日本語: 林檎(リンゴ)
英 語: apple
解 説: バラ科リンゴ属の植物で、ヨーロッパ東南部のコーカサス地方や、
東アジアに野生種が見られます。
栽培起源は4000年以上前のスイスに遡ると言われ、聖書の「アダ
ムとイブ」にも登場するなど、非常に古くから親しまれている果物
です。
主な生産地は、旧ソ連・中国・アメリカ・フランスなどで、国内
では青森・長野が有名です。
10月〜12月にかけての冬の果物です。
日本では、果物に甘味を求める傾向が強く、林檎も果汁に富み、
甘い蜜が入る「ふじ」が国内生産量の半分を占めています。調理用
としては、酸味が強いものが良い味が出せる為、生食用のふじでは
なく「紅玉」が人気があります。
この、生食用と調理用で適した品種があるのは、ワインも同じで
すね。
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Amour (アムール)
日本語: 愛
英 語: love
解 説: 愛、恋愛、といった意味です。

Salpicon (サルピコン)
日本語: 賽の目に切った和え物
英 語:
解 説: サルピコンは、スペイン語のSal(塩) とPicar(切る) が語源と
言われる言葉で、数種類の野菜や肉、果物などを賽の目に切り、
ソースなどで和えた状態を指して言います。

Homard (オマール)
日本語: オマール海老
英 語: lobster
解 説: Vol.0003にて紹介しました。↓

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homard (オマール)
日本語: オマール海老
英 語: lobster
解 説: オマール海老は、ホンエビ上目ザリガニ科の海老で、カナダ・ア
メリカ産のものとヨーロッパ産のものに分けられます。漁獲高はカ
ナダ産のものが多く、日本に輸入されているもののほとんどはカナ
ダ・アメリカ産のものになります。
品質的にはヨーロッパ産のものが優れているといわれています。
フランス人は、特にブルターニュ産のオマール海老を最上とします。
また、ヨーロッパ産のものは体色が濃青色で緑色を帯びた斑点があ
りますが、カナダ・アメリカなどの北米産のものは茶色っぽいよう
です。
なお、オマール海老は左右で大きさの違う鋏を持っていますが、
えさを食べる為によく運動しているこの鋏の部分が最も美味である
と言われています。オマール海老を食べるときは、鋏を忘れないよ
うにしましょう。

オマール海老は、海老類の中では最も大きくなるもので、普通は
20〜25cm位ですが、まれに50cmを超えるものもあります。
海老や蟹等の甲殻類の殻からは、良質の出汁が取れますが、オマ
ール海老もソース・アメリケーヌ(後日解説予定)などに多用されます。
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Piments (ピマン)
日本語: 唐辛子
英 語: red pepper
解 説: Vol.0029にて紹介しました。
ピーマンと書いて唐辛子、の意味なので、注意が必要な単語の
一つです。

doux (ドゥース)
日本語: 甘い
英 語: sweet
解 説: Vol.0020にて紹介しました。↓

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doux (ドゥー)
日本語: 甘い
英 語: sweet, soft
解 説: 甘い。柔らかい。
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< 熟語も解説 >


Pomme d' Amour (ポンム ダムール)
日本語: トマト
英 語: tomato
解 説: トマトは、tomateの表現を良く見るのですが、Pomme d' amour
や Pomme d' Or といった表現があります。
Pomme は、ラテン語では広く「果物」の意味もあるので、「愛
の果物」や「黄金の食べ物」という表現でトマトを表しているこ
とになります。

Piments doux (ピマン ドゥース)
日本語: ピーマン
英 語: pimiento
解 説: ピーマンはPoivron の表現を良く見かけるのですが、「甘い唐
辛子」の表現でもピーマンを表しています。
ピーマンと唐辛子は、確かに近似種なのですが、「甘い唐辛子」
よりは「辛くない唐辛子」のほうがピンと来るのだけど・・・と
思ってしまいます。


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