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タイトルフレンチメニュー用語解説 連載(34)
投稿日: 2004/11/20(Sat) 13:39
投稿者chun3(管理人)


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> > フレンチメニュー、ホテル職についてのすばらしいHP
> > ホテリエ 
> > http://www.hotelier-holly.com/
> の過去配信から、当該管理者許諾をえて、再掲いたします。
> なおこのモトURLは 移転・改装のため、過去ログ掲載はなくなりました
>
> ホテリエ・ライブラリは 2003/1月で移転
> http://www.library-h.com/

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「ギャルソンの部屋 : フレンチのメニュー用語解説 Vol.34
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<<< 本日のメニュー >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


Pastille de Thon aux Abricots secs,
Vinaigrette compose'e
乾燥杏で風味付けしたドロップ状のマグロ、
フレンチドレッシングで




このメニューは、前にパリに出かけた時に手に入れたガイドブック「Les Grandes Tables du Monde」 から抜粋しています。
当然、フランス語でしか書かれていませんので、日本語は僕が入れたものです。


L' Ambroisie ランブロワジー
http://www.france-tourisme.net/p-restaurant-4e.htm#Ambroisie

このメールマガジンは個人的に作成しているもので、上記レストラン

メールマガジン作成者の Holly は直接関係を持ちません。
問合せ等は、直接お願いいたします。


< メニューの用語解説 >

Pastille (パスティーユ)
日本語: ドロップ
英 語: drop

解 説: Pastille は小型のボンボンやドロップを意味する言葉です。トローチや錠剤も意味しています。

Thon (トン)
日本語: 鮪(マグロ)
英 語: tuna
解 説: 「トロ」として寿司ネタの王様のように君臨しているのがマグロですが、大きく次の種類に分けられます。

◆ 黒マグロ thon rouge
◆ 南マグロ (インドマグロ)
◆ びんなが thon blanc
◆ めばち
◆ きはだ


味は、黒マグロ、南マグロが美味しいとされています。日本では
外観から「黒マグロ」と呼ばれていますが、フランスでは、身の
状態から thon rouge と呼ばれています。


黒マグロはホンマグロとも呼ばれ、日本近海で漁獲されるほか、
北西大西洋や、地中海・大西洋に分布しています。かなり大きな
魚で、体長は3m程にもなり、体重は350〜600kgにも及びます。

冬が旬となります。

蛇足ながら、日本近海で取れる生鮮ホンマグロは、寿司ネタ等
として人気が高く、価格が高沸しています。古い数字ですが、平
成2年2月、築地市場で最高値をつけたものは、一尾 860万円!
だそうです。マグロの中でも最も人気のある大トロは、内臓の周
りの身の部分で、約8%ほどしか取れない貴重な部位です。


まあ、フレンチの場合は、ここまで特定の部位に入れ込んでいる訳ではないようですが・・・

Abricots (アブリコ)
日本語: 杏(あんず)
英 語: apricot
解 説: バラ科の植物である杏は、ヨーロッパでは特にポピュラーな様
で、乾燥させたり、ジャムにしたり、なかなか利用範囲が広い果
物です。生食用としては、6〜7月のごく短い期間だけ市場に出
回ります。
バラ科の植物なので、プルーンや梅と同じ系統の植物です。

sec (セック)
日本語: 辛口の、乾燥した
英 語: dry
解 説: 乾燥した、という意味のほかに、ワインなどの辛口を意味する言葉です。

Vinaigrette (ビネグレット)
日本語: フレンチドレッシング
英 語: French Dressing
解 説: 正式には、sauce vinaigrette というべきでしょうが、フレンチ
ドレッシングを表す言葉です。


ご存知のとおり、フレンチドレッシングは、酢と油を1:3 の割合で
混ぜ合わせた酸味の強いソースで、主にサラダに利用される
ことが多いようです。マスタードを加えてみたり、酢を白ワイン
ビネガーや赤ワインビネガーに変えたりと、バリエーションが多く
存在します。分離し易いので、提供の際には注意が必要でしょう。

compose'e (コンポーゼ)
日本語: 取り合わせた
英 語:
解 説: 組み合わせた、合成した、といった意味の言葉です。
取り合わせのサラダ等、メニューにも度々登場しています。


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