タイトル | : (トラブル報告) 帰った関空で置き引き・・ |
投稿日 | : 2009/03/14(Sat) 11:45 |
投稿者 | : Chun3(管理人) |
おって本誌掲載予定です・・・
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長旅を終え、無事、年始の朝の関空に到着。
1階ベンチで入り用なものをひっぱりだした。
ほっとして、JRの特急切符を購入すべく、改札に向かった。
年始の帰国ピーク日だったのだと思う。
改札や券売機付近は、解散するツアー(お礼を言い合ったり)や、
財布をさがす帰国者たちで、混乱。
とくに韓国組(海苔らしき巨大パッケージをもっているので分かった)がすごく多かった。
こちらは欧州組でスーツケースや荷物も多く、諸事情で、
その段階で、
・小型の持ちこみサイズのスーツケース、
・免税店ナイロン袋、
・ロンシャンのトート(機内用+一部高額ヴィトンや壊れやすい土産)、
・別のジッパーのついた小さめのバッグ(上着、機内ではいて脱いだ靴下など私物。ただしジッパーが閉まらず、あいたまま)
という大荷物だった。
特急の時間が迫っていたので、とりあえず車内で整理しようと思った。
・・・で、やってしまった。
あまりに個数も多いし、日本に帰って来たという安堵だろうか、荷物を
切符売り場からすぐ目に付く3〜5mぐらい?に置いた。
券売機に並んで、買った。
ふつうの切符と違い、慣れない操作で、ちょっともたついてしまった。
買って振り向くと、あれ? あきらかに荷物が「足りない」。
一瞬違う人のかな、と近寄った。でも、確かに自分のスーツケースはあった。(名札もあっていた)
ヴィトンや割れ物をいれた ロンシャンの(安い)トートがない。
免税店でかった、ジャムやチョコが入った袋(ペラペラのナイロン袋)も無い。
上着や靴下をいれたトートはあった。これは見た目私物と見えたのだろう。
財布などは幸い、トートからひっぱりだして、券売機に持っていったが、
デジカメ、パスポート、予備の5万円、などは全部ロンシャンのトートに入っていた。
乗り遅れる、とか 切符を払い戻そう、とか わけのわからない状態で、うろたえたが、
よく考えたら列車に乗るどころではない。
日本円もほとんどトートにはいっていた。持っているのはフランスで使った財布だから
クレジットカードとユーロ。。。
どうしていいか分からず、一人でおたおたしていた。(時間はわからない)
近くの韓国帰りとみられる中年婦人のグループが、どないしはったん?と声をかけてくれた。
次第を話したら
「置き引きやわ」「誰か間違えたんとちゃう」とか考えてくれ、周囲に呼びかけてくれたが、荷物はでてこなかった。
その後のことは呆然としていてあまり覚えていないが
一人の婦人が、一緒に駅員のところに連れて行ってくれた。
別の人にいわれて、家に電話をかけた。携帯もとられたトートに入っていたので、家族の携帯番号がわからず、
家に掛けてみた。
家族はあいにく不在。誰もいなくて、電話番号案内にかけても携帯の番号はわからなかった。
おばさんが「誰かご親戚は」といわれて、思いついた、仲の良い親戚の家電話にかけた。
そこから父母や妹の携帯番号を逆に教えてもらうことができた。
(家族の携帯番号を覚えていないことも、さらにショックだった)
緊急連絡先もトートにはいってたので、よくわからない。
ただ幸い 「日本やから大丈夫やで」「かえれたんやし」と
駅員やおばさんたちがいってくれて、
ちょっと頭がぼうっとしていたのが、なおってきた。
時差ぼけや疲れ、ショックがあったせいか、もう冷静な判断はできず、
その後のことは、あまり覚えていないが
とりあえず特急で帰り、新大阪までむかえにきてくれた妹と帰ったらしい。
「復路途中」なので、傷害保険で色々かえってくるのでは、と気づいたのは
2ヶ月ほどしてから。
でも、盗難の支払限度額が30万円までで、現金は免責(×)だった。
ただしパスポート再発行費用とかは出るといってもらえたが、盗難届などがいるらしく、
私は何も手続きせずに、帰ってしまった(駅員が担当の部署につれていってくれようとしたが
もうショックがひどくて、熱もでてきて、はるかの切符だけもって、
もういいやと帰った記憶がある)
もう色々と動く気力もなかった。これは自分でも納得している。
トートに入っていた土産の高級ブランド財布類(3点)については、クレジットカード会社に聞いてみたが、
「ショッピング・リカバリー」がついていないカードだったので、だめだった。
完全に気をゆるめて置いた自分が悪い・・としかいいようがない。
駅員によると、置き忘れや似た荷物のとり間違い(たまたま)も
あるのだとか。
身元のわかる名札もつけていないし、多分帰ってこないだろうとは思う。
ただ、あきらかに 置き引き も居るそうだから、
今後行かれる方は、安心せずに日本でも気をつけてほしい。
ものはともかく、デジカメの中の写真は残念だった。
携帯や土産を失っただけでもショックなのに、トリプル・ショックである。
父母は身が大丈夫だったのだから、航空機事故でも全部失うこともあるのだから、と慰めてくれたが、
親戚や近所に「この子って、あほでね〜」「土産パーや」など
その後かなりの大ネタにして私を持てあそんでいるのを知っている。
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(2009年1月 K様)