タイトル | : 現状 |
投稿日 | : 2005/11/13(Sun) 15:47 |
投稿者 | : トベロラカシ |
makionikochanさんがいらっしゃるころにはさすがに完全に終息しているでしょう。希望的観測ですが。根深い問題ですからね。
ところで、パリのTV報道やマスコミのHPでもだんだん取上げられる優先順位が落ち、時間・スペース量が減っていますが、まだ完全に終息しているわけではありません。
情報は常にアップデイトしておきましょう。
http://permanent.nouvelobs.com/societe/20051108.OBS4513.html
http://www.lci.fr/news/france/
パリ近郊は、終息宣言はでていないものの、落ち着いてきているようです。
内相もパリは守る、というような発言をしています。
前述しました通り、パリ市内でも警備を強めており、移動・通行に時間がかかることがあるかもしれません。昨日(土曜日)は静かな住宅地・商業地である我が家の周りもミニパトが巡回していました。
また、懸念されるべきは、警察の労働組合が、二週間以上に及ぶ特別な警戒により疲弊してきていること、危険が及んでいることから、最低限の職務を呼びかけていることで、抑止力・制止力が弱まることでしょうか。
警察官がスト(デモ?)をする国ですから。
(脱線しますが、数年前、ロンドンで消防士のストが続いたときは肝を冷やしました。)
警官8人で一人の若者を囲んで暴行したシーンが報道され、懲戒手続きが進んでいる一方、その若者が消防士への暴行で再逮捕されたことも警官の怒りに火に油を注いでいます。
集会禁止令は今朝解除されるはずですが、パリも非常事態宣言の対象であり、夜間外出禁止令を出せる状況下にありますので情報は常にホテルのコンシエルジュなどからお聞きすることをお勧めします。旅行者には無関係ですが、ガソリンのお持ち帰り禁止されています。
夜間外出禁止令は、日本でも報道されている通り、夜間の外出禁止(これは未成年・成年にかかわりなく適用され得ます)、劇場などの閉鎖、集会の禁止、捜査権の拡大などを含みます。
原因が分からないのに人が集まって(気勢を上げて)いるところは、無用な疑いをかけられないためにも、避けて通った方がいいでしょうね。
郊外について言えば、今朝の報道では、トゥールーズ、リヨン、ストラスブールの大都市について言及されていました。
リヨンにでは、今回の暴動で初めて、都心部での暴動があった由。
ただし、夜間外出禁止令が発動される直前を狙ったもののようで、その後は落ち着いているとの報道です。
リヨンで夜間外出禁止令が出たことで、暴徒が発令地域を迂回して今まで平穏だったところで車両放火を働くという事象も見られています。
繰り返しになりますが、観光地での、日中の不安は今のところ報道されていませんが、夜間のAND/OR治安のよくない地域への外出は避けるとしても、それ以外でも最低限通常の旅行で配るべき配慮をすることは必要です。