タイトル | : 小三中一の美術体験(長文) |
投稿日 | : 2004/12/15(Wed) 21:54 |
投稿者 | : chun3(管理人) <chun_chun_chun@yahoo.co.jp> |
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> > >元日から小三中一の子連れでパリ5泊です.
> > ・これも重要ファクターです・・・
>
> 子供が何にどのくらい興味を持つかがなかなか読めないのが
> 難しい.親としては見せたいところ,行きたいところはいろいろ
> あるのですが,結局記憶に残るのはなんでもない場所でのちょっと
> した出来事だったりして.
>
逸脱したら すみませんが、
ちょうど わたし小3、二人の兄やんが 小4、中1のとき
アメリカにて夏休み1ヶ月ほど物見させてもらったことがあります。
女の子ということもありましたが
メトロポリタンやスミソニアンなど、ワタシに一番影響が大きかったようです。
ただし兄どもも、相当に記憶をもっていますし、
その後考え方や感じ方にも、大きな影響をあたえたようです。
(兄どもの一番おきにいりは、当然スミソニアンの航空宇宙博物館とNASA)
パリでいえば
郊外、メトロでいきやすいところに ル・ブールジュ(ブールジェ)航空宇宙博物館(空港だ)
http://www.mae.org/collec.htm
もあります(コンコルドもあるぞー 1/1やすみ。7euro)ので、男の子ならこういった施設や
ルーヴルの彫像、エジプト美術などのダイナミックな部門をいれるのも手かもしれません。
お気に入りの一品、は 子それぞれに違いましたが、
知識はなくても 彫像や絵画のパワーはすごいものがありました。
本物をみせる、ということもですが、こういう教育・文化施設(?っていうのでしょうか)に
まだ日本であまり触れておられないなら、
よけい ショックは大きく、その後開眼したり、人生における転機となる可能性があります。
展示や建物自体、人々の絵の見方も日本と違いましたので、たいそう楽しかったです。
売店ひとつでも 当時の日本とかけはなれた充実度でしたので、楽しかったです。
あと、自宅にカレンダーであった絵の本物、教科書の絵の本物、っていうのもやはりパンチききました。
帰ってきてからも、眺めるといろいろ思い出されますし、親子で
「これ見たねぇ 印刷よりもっと明るい色やねぇ」など
共通の話題にもなりました。
興味をもたせる、ではなく、本物をみせる、世間・世界はこういうものに敬意を払っている、ということだけでも
十分わかるとおもいます。
いまでも いくつかの絵と、見たときの感覚が、脳裏に焼きついたように覚えていますよ
へたな知識がない分、ストレートに見ることができたのかもしれません。
また、親は 現場でそれぞれに喜ぶわたしたちをみて、それぞれの嗜好や興味に、気づいたそうです。
普段の生活では、なかなか わかりにくいものですよね。
あとフランスは文化施設の子供むけプログラムもさかんで
もし時間帯があえば、そういったものに参加してみるのも手だとおもいます。
クリュニー中世美術館はことに学芸員が熱心で
日本語のワークショップもありました(いまはサイトでみると
日本語のはみあたらないですが。。)
http://www.musee-moyenage.fr/homes/esp_activite_jeune.htm
中世博物館
http://france-tourisme.net/p-sight-musee-list05.htm
http://www.musee-moyenage.fr
で 小さい子がが 柱像の絵をかいたり、触ったりしているのをみると
とても楽しそうでした。
ことばが通じなくても 模倣してかく体験タイプもあり、楽しそうでいれてほしいぐらいでした。
プログラムを積極的にOPENしている美術館はたいてい熱心なので
事前にメールなどで質問してもいいと思います。
またパリ観光局のサイトにも子供専門のページもあります。
子供プログラムというのはことばが自由でないものにとっても
非常におもしろそうで、
ルーヴル、ヴェルサイユ、南仏のピカソ美でも
「この絵の人は怒ってみえる?なんで?」 とかなんだか楽しそうな内容でした。
子供だから分からないというもんではけしてないので
機会があるのであれば、与えてあげてください。
あとは、当人のどこかに必ず種はもぐりこみます。安心してください。