タイトル | : Re^3:ブルターニュ&大西洋岸 |
投稿日 | : 2004/12/04(Sat) 01:40 |
投稿者 | : うちゃぎ@Lapin <uchagi_@hotmail.com> |
こんばんは、カイザースペシャルさま。
> 目的としては、日本だとフランスのカキが食べれないので、
> オイスターバー訪問と、生産地現場への訪問です。
フランスではオイスターバーというようなレストランは
ないのですよ。
ブラッスリーみたいなレストランみたいなところで
店頭に牡蠣剥きおじさんが寒そうに牡蠣を剥いている
お店があれば、そこには牡蠣のプレートがあるというような
感じです。
パリもクリシー広場周囲はそういった牡蠣を食べさせる
お店が多くあります。
カンカールにしろ、アルカッションでも海沿い、港沿いの
お店は牡蠣剥きのおじさんがいるお店がたくさんあります。
ただ、牡蠣は旬だとしても、冬は海辺の町はオフシーズンなので
かなり町全体は閑散としています。
> 網式というか架床式っていうんですよね?
カンカールの牡蠣はモンサンミッッシェル湾に面しているので
干満が激しい湾内で潮が満ちていると海の中ですが、
潮が引くと潟になっていて、そこにかごのようなものが
仕掛けてあって、それをトラクターみたいなので掘り出す
というような養殖みたいです。
アルカッションも基本的に大西洋に面した砂州がよって出来た
潟なので、たぶん似たような養殖になっていると思います。
フランスで食べることの出来る牡蠣は大別すると
日本の広島から種を持っていった日本風の牡蠣と
貝殻が丸いブロン種があります。
アルカッションは日本の牡蠣と同じ種の牡蠣ですが、
ブルターニュ、その中でもカンカールはブロン種で有名な
町です。
ブロンは肉厚ではなく小ぶりな牡蠣ですが、味が凝縮して
おいしいです。
> 各地で、オイスターバーやブラッセリーなどのレストランと、
> 養殖場、また、そこまでの交通です。
> 特に産地によるカキの違い、養殖場による違いがどのぐらいかという
> ことと日本との違いです。あと、養殖現場もできればみてみたいですね
上記にも書きましたが、産地によって微妙に種が違います。
ただ、上記の地域はかなり離れているので、
いっぺんに行くことはお勧めしません。
ブルターニュのカンカールはレンヌやサンマロあたりから
バスになると思います。
アルカッションはボルドーから電車で行けます。
ブラッスリーの情報は特にお勧めというよりは、
そういった海辺の町に行ってみて、海沿いのレストランを
のぞいてみて、おいしそうで人が多くて、安めの
(レストランはメニューを外に必ず貼り出しています)
のところにいってみるのが、一番かと思います。
養殖場はカンカールの場合、港の目の前が養殖場なので
引き潮の時に漁師さんたちが作業をしている時に
「ちょっと見せて」というと近くで見せてくれるかも。
ただ、潟なので、長靴がないと入れないとは思いますが。
アルカッションは中心地の海辺に牡蠣棚とか牡蠣畑風なところが
なかったので、ちょっと沖なのかもしれません。
> 一応、28日〜1月7日ぐらいまでを考えています。
年始は現地もお休みが多いのと、日曜日や月曜日は
お休みするお店が多いので、ホテルなどを予約したら
その時にホテル付属の牡蠣を食べさせてくれるような
お店の予約をしておくといいかも。
いろんな種の牡蠣を試したいのであれば、まずは
ブルターニュ地方へ行くことをお勧めします。
牡蠣のプレートも数種類あって、産地別、種別で
(もちろん個数でも)お値段が違いますが、
いろいろと選べて試せます。