タイトル | : パリでの自転車運転 |
投稿日 | : 2006/04/23(Sun) 14:42 |
投稿者 | : トベロラカシ |
ご質問へのお答えではありませんが、パリでの自転車利用について
申し上げます。
私は、朝から渋滞や無軌道なドライバーにイライラするのを避ける
ため車通勤をやめ、自宅から会社まで徒歩で通勤していますが、最
近気をつけてみていると、確かに自転車利用者は増えています。ポ
ピュラリズムの社会党市長は、自転車レーンを増やしたり、毎週金
曜日には数百人規模の自転車ツーリング(22時だったか、市役所前
出発)を主催したり、朝日新聞の記事のように自転車利用を促進し
ているようですし。
また、政府・内務省も速度違反を強化しており、市内で時速90kmと
いう無謀な運転は影を潜めました。駐車違反の取締りも厳しくなっ
ていることから、変な所に停められた車を避けるため危険に晒され
るということも少なくなってきたように思います。
どちらの管轄かわかりませんが、バイクの路上駐車場も激増してい
ます。
ただ、朝日の記事に全く書かれていなかったのは、これらの政策の
結果として、パリ市内の交通の危険が以前より増したことです。
理由は、無軌道バイクが急増したことです。
縦横無尽に走るバイク、違法駐車をするバイク、歩道を走るバイ
ク、しかも一方通行の道の歩道を逆送するバイク・・・
このため、徒歩通勤でもストレスフルになっています。
歩行者も自転車運転者も、今度は、より視認しにくいバイクを避け
ることを、歩行者のように気ままに車線変更、後進、停止する車を
避けることに加えないといけません。
歩道通行を禁じられている自転車には関係がありませんが、駐輪場
から溢れたバイクによる歩道への違法駐輪も増えており、車椅子や
目の不自由な人、子連れの歩行者にとっては、場所によっては苦行
以外の何者でもありません。
自転車は歩道を通行することを禁じられていますので、通勤時間帯
や交通量の多い道路、スピードを出せる複数車線の大通りなどを通
行する場合は気をつけてください。昨日はサンジェルマン通りを車
で走っていて、急停車した自転車に追突しそうになって、肝を冷や
しました。
水を差すようなコメントで申し訳ありませんが、このような状況
下、個人的には、パリの交通に慣れない人がパリで自転車を
利用することは時期尚早だと思っています。