プラドで観光案内所でクシャへの道を尋ねると、「確かにサン・ミッシェル・ド・クシャ修道院には、プラドから2kmほどしかないのでAvenue
de l’Abbat Oliba (町の西南から伸びているオリバ修道院長の道) をまっすぐ行けば簡単に行けるが、車の道を行ってもつまらないので、運河沿いの散歩道で行ったらどうか」と提案した。資料をコピーしてくれたので、お勧めにしたがうことにした。
朝、宿を出て、プラドの住宅街のサッカー場 Stade
de Minicipal C.Padrixe を左手に見つつ、Cami de las Fourquesという道で南下する。道は急勾配の上りで歩くのが結構しんどい。
その後地図を頼りにChemin de Nougarolという道に出る。
野兎を二匹発見。この道は左右に郊外住宅がずっと並んでいる。道を登りきったところで運河にぶつかる。
この運河 Canal de Bohereは、山がちなピレネー・オリアンタル県に縦横に走っているたくさんの灌漑用水路の中でも古いもので、Serdinyaから発してPrades周辺を潤している。運河に到達したとき、鹿がちらっとみえた。
ここで右折し、運河に沿ってひたすら歩く。山の中腹をこんな水路が走っているのは不思議な感じだが、高低差がなくて日陰なので快適に歩ける。
途中、散歩者3人と別々にジョギングしている男女1人ずつに出会う。
プラドの町から1時間ほど歩いた頃、木々の間から、サン・ミッシェル修道院が下方におもちゃのように見えてくる。
さらに少し歩くと、サイフォン(Siphon 吸い上げ管)から水が噴出している場所にぶつかる。ここから山を下って修道院に出るのだが、山を下る階段などはなく、かなり急な斜面になっていて、少々苦労した。
修道院を拝観する。回廊では貴重なロマネスクの彫刻をたくさん見ることができた。
サン・マルタン・デュ・カニグーの彫刻とよく似ているが、ガイドツアーのみのカニグーと違ってゆっくり見てまわれるのがいい。
11時50分に昼休みの鐘が鳴った後、少しぐずぐずして入口にもどると、若い女性がぷりぷりして待っていた。一瞬ガイドブックを見ようとした私は一喝され、いったん閉めた入口扉の鍵を開けて追い出されてしまった。
帰りはもと来た経路を歩き、迷わなかったのと下りのせいで40分でプラドに帰ることができた。
修道院は、11:50から昼休みに入るので、午前中行くなら早めにでるといい。すぐ近くには飲食店はない。
(2007年9月 カンタベリー大司教 様) |