山本ゆりこ著「パリの小さなレストラン」を見て。ボン・マルシェでの買い物途中で、ランチに行った。
昼時で店内は満員、入ったところで客が1人待っていたので、続いて待っていた。ほどなく、前の年配の男性客と一緒に呼ばれ、なんと相席だった。どこに座ろうか躊躇していたら、男性がにこにこしながら自分の横を指差したので、並んで、座った。
メニューは貰えなかった。後で冊子を見ている人がいたので言えば、出してくれたのか。
店員がペラペラ口頭で言うのを聞き取る。「ラニョー」と、いくつか言った中で「ソシソン」が聞き取れたので、それを注文した。奇しくも相席の客と、同じ選択。
出てくるのは結構早かった。直径4センチほどのソーセージの輪切りが5、6個と、付け合せにマッシュポテトの中に豆や人参が入ったようなもの。ソーセージはジューシーで柔らかく、パンによく合う、ちょっと濃い目の味。付け合せは薄味だったので、ソーセージと一緒に食べた。
パンは、2人で籠一つ。私は2切れほど食べたが、後は男性客が全部食べた。彼はソーセージも完食していた。私には80代くらいに見えていたので、とても驚いた。
デザートは、これも店員がペラペラと言った中から、「フロマージュブランのマロンクリーム載せ」を選択。これは、昔ながらのビストロでは定番のデザートだと本にも紹介されていた。この組み合わせは初めてだったが、それほど甘くなく、アイスクリームのように冷たいわけでもないので、寒い時期のデザートにはいいと思った。
2皿で約20ユーロ。パリのランチでは平均的な値段だと思う。財布の中の小銭を一掃するべく、じゃらじゃらっと出したが、「小銭は要らない」と言われ、残された。
(店内の様子・客層) = 昼時だったのでとても混雑していて、帰る時にもたくさんの人が待っていた。近くの会社員や常連が多いようだった。
(スタッフのようすや対応) = 夫人らしき人が入り口で仕切り、ホールは娘2人がテキパキとさばいていた。
相席になった男性は、食後のデザートを注文しようと女性店員に声をかけたら、最初は「ノン、ノン」とか言いながら立ち去られ、次にもう一度声をかけたら、「ラニョー、、、」と今日のメニューを言われ、完全に遊ばれていた。彼は「困ったね…」というような顔をして肩をすくめてみせたので、一緒に笑っておいた。
(日本語・英語対応) =
(予約方法) = ランチなのでなし。
(10点満点で何点?) = 8点。日本で言えば、会社の近くにある定食屋、といった感じ。特別美味しいものがあるわけではなさそう。
(アクセス) = セーブル・バビロン駅から、セーブルバビロン通りを進み、ボンマルシェを過ぎた左側。
(支払い方法) = 現金で。
(その他) = 男性客は、ニコニコしていてとても感じの良さそうな人だったので、少し勇気を出して話しかけてみればよかったと、ちょっと後悔している。
(2009年11月中旬 tarte-abricot 様) |