| 観光ガイドにもときどき登場する老舗のブラッセリー。前菜・主菜・デザートの定食が、31.5ユーロで、ワインが4分の1ボトル。
私はウサギのテリーヌとタラ。家内は、フォアグラと鹿。率直、美味かったです。パリでこの程度の価格帯で、いままで当たったためしがなかったのですが、パリもなかなかと思わせてくれた。
ちなみにシャンパン1杯8ユーロ、ハイネケンビール1杯4.2ユーロ。 量はさほど多くなく、この店が少し高級店であることを思わせてくれます。
店内の壁はガラス張りで、シックかつゴージャスを装っているが、鏡というのが曲者で、実際以上に広さを感じる。
案内された1階は思ったほどに広くはなく、ぎゅうぎゅう詰め。奥のソファに座った人は、テーブルを動かさないことには、トイレに立てません。このあたり、日本のチェーン系居酒屋を彷彿させるものが少し。もっとも、ゴージャス感の前にすぐ消えてしまうが。
(店内の様子・客層) = 3分の1は観光客だと思います。
隣に座ったのが、英語をしゃべる白人の若者2人組です。彼らは、私たちに「その前菜はうまいか」と聞いてきました。「いける」と答えたので、定食を頼むと思いきや、定食ではなく、いわゆる仏式の大漁盛りを頼んでいました。
大漁盛りにはカキが一人1ダース、あとマテガイとおぼしき貝やムール貝、バイ貝など貝が数種1人半ダース、ほかにワタリガニより少し大きめのカニが1人1パイ、ほかに手長エビに小エビ、小さなカニなども。ふつうの日本人には無理な代物。彼らは5分の4以上平らげていた。
日本人もいた。初老の夫婦にガイドとおぼしき若い女性。3人で大漁盛りの1人分を食べていた。こんな食べ方もありなのですねえ。
(スタッフのようすや対応) = 注文をとりに来るオジサンが,この店のエースだと思うが、名店で長年しのいできたと思わせる気品がある。おー古きパリじゃんと思う瞬間です。思わず背筋が伸びてしまいます。
(日本語・英語対応) = 英語メニューはもらえなかった。隣のアメリカ人とおぼしき人も、フランス語メニューを読んでいた。ボス格のスタッフ以外、英語はあまり通じない。
(予約方法) = パスティーユのオペラ座に近いこともあって、オペラがはねたあとは、けっこう混む。幸い事前に予約をしていたから入店できたが、はねかえされた客も多くいた。
予約は、夕方、店に入って直接した。若い女性が応対してくれたが、私の下手なフランス語では完全には通じず、そのうち古株とおぼしき男性が出てきた。あとは、英語で大丈夫。総じて、若いスタッフは、英語はダメのよう。
(10点満点で何点?) = 6.5点
(アクセス) = 地下鉄バスティーユ駅が最寄り。革命記念塔を真ん中に、オペラ座とは反対方向の路地。路地の入り口には、ヒポポタマスといったファミリーレストランが何軒がある。
(2003年12月 葦原のしこお様) |