| ホテルウエストミンスター内。
20時に予約、一番最初の客でした。食堂は禁煙・喫煙と3つのコーナーに分かれ、禁煙を頼んだ私達は窓際の席へ案内されました。日本人女性2人なので、飲まないと思ってるのか食前酒を飲むか聞かれず、メニューを渡されました。
メニューはアラカルトの他に、66ユーロのコースがあり、毎週変わるコースメニューはレストランのホームページで見ることができます。この時点で、つきだしの生ハムとラスクのようにサクサクしたパンの細切りが運ばれてくる。
コースメニューを注文し、ワインリストをお願いすると、ソムリエが「赤ワイン?白ワイン?」と片言の日本語。(爆笑)コースは前菜、魚、肉だったので、1本飲むとしたらどっちがいいか聞くと、「ロワールの白ワイン35ユーロがおすすめ」と言われたが、白ならブルゴーニュかアルザスがいいな、と思ってたので、「いつも家ではブルゴーニュを飲んでる。あとアルザスも好き」と言うと「リースリング?それともゲヴェルツトラミネール?」と聞かれたので、「トケイピノグリが好き」と言う。「それじゃこれ」と63ユーロの1999年
Blanck Furstentum を勧めるので、それを注文。一口飲むと期待通り、ちょっと甘さを感じるはちみつの香りのアルザスワイン。おいしい!
でも、正直言うと、私はレストランのワインリストを見るのが大好きなので、リストを見せてほしかった。これは私達だけでなく、どのテーブルでもワインリストを持って行きつつ、「どんなワインがお好みで?」と聞いていたので、彼のスタイルなのかもしれません。(それに、リストを見せてといえば、見せてくれたとは思います)
ワインが来たと同じくらいのタイミングで、アミューズが運ばれてくる。早い。
まだ生ハムとラスクも食べてないのに。とりあえず先にラスクを1つ食べてから、アミューズに取りかかる。
大きな白い四角い皿の真中に直径5センチくらいの穴が開いていて、真中にカニ、周りをカプチーノのように泡立てたクリームソースがかけてある温かい一皿。ソースが濃いので、少量でよかったけど、カニもそれなりの量が入ってるし、おいしい。しかし、お腹空いてるのにこういう濃い味が来ると、お腹一杯になる。カニを食べ終えてから、残ってる生ハムとラスクを食べる。生ハムがとろっとして、すごくおいしい。
次に出てきた前菜が Oeuf Mollet, Mousseline de Celeri au Parfum de
Noisette, Cornes d'Abondance。
ガラスの器の上に、半熟卵の周りをモリーユ茸が散らしてあって、下にセロリのムースが敷いてある一皿。セロリのムースはセロリ臭が全くしなかったので、あとでメニューを改めて見るまではそれがセロリだってことは気づかなかったほど。(私はセロリ嫌い)胡桃オイルの香りが香ばしく、半熟の黄身と全部を混ぜて食べるとおいしい。しかし、さっきのクリームといい、最初の2品がまったり濃くて、あとに不安が…
次に、Noix de Saint Jacques en Consomme d’Etrilles et Carry de Bombay
ホタテの薄切り4切れ、じゃがいもの薄切り2切れに海草、ネギ、セロリが入り、茶色いさらっとした魚から取ったスープがかかった一皿。カレーの香りと書いてあるけど、どっちかというと中華風の印象。スープも飲める様に魚のナイフとスプーンも出てるんだけど、魚のスプーンってほとんど平べったいから全然飲めず。普通のスプーンが欲しかった。とりあえず知ってる味だし、さっきの濃い味よりは日本人には食べやすい味だった。
2つ目の主菜はSupreme de Canette roti, Chutney de Fruits epice 3x10センチくらいの鴨肉が3切れ。想像したよりはボリュームが少なくてほっとした。付け合せはバターで焼いたチコリ、バターたっぷりのタルト地の上に乗ったいちじく。いちじくタルトはデザートのように甘く、濃厚だけど、鴨と一緒に食べるとおいしい。さすがに3切れ目は息も絶え絶えだったけど、なんとか完食。
最初のデザートは、ガラスの器に入ったティラミス。濃厚だし、少し残してしまった。
次のデザートはFigues roties au Cassis, Glace au Thym カシスで煮たいちぢくとタイム味のアイスに長細いクッキー添え。いちぢくはカシスの酸っぱさがおいしいけど、温かいのでやっぱり結構濃厚。タイム味のアイスなんて!と思ったけど、こっちは意外なおいしさでヒット。
さらに、小さなショットグラスに入ったいちごのピューレのようなもの、ラズベリージェリー、さくらんぼが乗ったフィナンシェ、チョコレート2種類がコーヒーと共に登場。少し味見したものの、お腹が結構一杯で残してしまって不覚…
21時過ぎには、ほぼ満席。食堂は3箇所に区切られ、ノンスモーキングの私たちの通されたところはアメリカ人夫婦2組(どちらも前菜はサラダ、主菜は魚だった。ヘルシー志向?)、黒人夫婦(すごく上品で金持ちそうだった。大使館系?って感じ)、男1人、女2人の黒人というグループ。スモーキングの部屋にはフランス人夫婦などが座っていた模様。
みんなアラカルトで頼んでいて、セットメニューを頼んだのは、黒人3人組と私たちだけだったかも。
ワインのラベルが欲しいとソムリエに頼んだが、持って来る様子がなく、会計を終え、入り口でコートをもらう際に、その旨スタッフに告げると、メートルがソムリエの所に聞きに行ってくれた。
「剥がせないのでメモしてあげよう」と言うので「ラベル剥がしがあるから自分で取ります」と言ったら、しばらくしたらソムリエが出てきて、また同じことを言う。再度「自分ではがすからボトルをください。袋もちょうだい」と頼む。
66ユーロのコース二人分、ワイン63ユーロ、水、コーヒー、紅茶で212ユーロ。チップとして現金で20ユーロ渡しました。(ワインの一件で25ユーロあげようと思ってたけど、減らした。)
(店内の様子・客層) = 薄いグリーンを基調とし、中国風の小物が飾ってある、上品でエレガントなレストラン。客層も上品そうな夫婦や3人組など。年齢層は高め。
服装も男性はスーツ、女性はスーツかワンピースなどのエレガントな装い。思いっきり決める必要はないけど、ホテル内のダイニングでもあるので、それなりの服装で出かけたほうが、自分自信も気持ちよく楽しめる。
(スタッフのようすや対応) = 当日はメートルのほか、男性1名、女性2名とソムリエ。皆とても感じがよく、気も配っていた。
(日本語・英語対応) = 確かフランス語だけだった。事前にHPでメニューをチェックしておいたので、困りませんでした。若い女性スタッフ一人を除いては全員英語も話せる。
(予約方法) = インターネットで。
(10点満点で何点?) = 8点
(アクセス) = オペラ座やヴァンドーム広場からすぐ、便利なロケーション。地下鉄やタクシーに乗ってまでレストランに行くのはめんどくさい(あるいは怖い)けど、おいしいものを食べたい、という方にはぴったり。
(支払い方法) = JCBカードで。
(その他) = 星つきレストランのディナーにしては格安ではないか。雰囲気もよいし、「おぉ!これは!!」という個性はないかもしれないが、おすすめできる。
(ロンドンのスノーマン様 2004年10月) |