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パリからいくヨーロッパ
ドイツ Berlin ベルリン
 

            
 3Feb.2008 / 2 Aug.2008 経験談追加

 
 
ベルリン国立歌劇場
「州立」と訳されていることもあるが、厳密には「国立」「州立」どちらも正解でないらしい)Staatsoper unter den linden
 

(アクセス方法) = ウンター・デン・リンデンとフリードリヒ通りの交差点から、ウンタ・ーデン・リンデンを東に歩くと、5分程度で右手に見えてくる。最寄り駅は、フリードリヒ・シュトラーセ、地下鉄フランツェージッシェ駅など。100番バスでもいける。

(入場料) = 最高でも80euro。

(内部の雰囲気や感想) = 4日連続で観劇。

ロッシーニ「セビリアの理髪師」。2番目のカテゴリーで55euro。3階中央。
ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」。3番目のカテゴリーで46euro。2階右。
ヴェルディ「ドン・カルロ」。最上のカテゴリーで80euro。平土間前。
ワーグナー「タンホンザー」。最上のカテゴリーで80euro。平土間前。
 

「ペレアスとメリザンド」は近くのベルリン・フィルの音楽監督サイモン・ラトルが指揮。それ以外は、大物指揮者も歌手もいないが、すべて及第点以上。とりわけ、「タンホイザー」は圧倒的、「堪能した」の一言。ヒロインの歌声はド迫力だし、オーケストラも唸りをあげる。舞台にもこのオペラ座にしてはお金をかけ、熱気が伝わってくる。「ワーグナーを見るなら、ここかミュンヘンか」と改めて思ったしだい。

「ドン・カルロ」のどうしようもない暗さもこの町には合っていて、終演後も救いのないメロディが頭の中でグルングルン回っているという感じ。2幕のフィナーレ、異端審問による処刑シーンでは、すっぽんぽん、性器丸出しの男女が足首を縄で結ばれ天井から逆さに吊るされるという残虐にしてグロテスクなシーンが。おそらくはバレエ団の若手が吊るされたのだろう。たとえ演出にしても「ここまでやるか」と思うのだが、そこがある意味苛烈な歴史を生きてきた西洋人なのだろうか。

ただ、ちょっと残念だったのは、観客の質がややパリ的になってきたこと。調子に乗るのはいいが、余韻を楽しむ雰囲気が薄れた。かつてここで音楽監督のバレンボイムが指揮をした「トリスタンとイゾルデ」を聞いたとき、オーケストラの演奏が終わっても、拍手がない。数秒の静寂があったのちち、ドヨドヨと拍手がはじまった。たった数秒の静寂だが、無限に時を刻むかのような静寂であり、各自の頭の中にはまだ音楽が回っている。その滅多に得られない数秒を求めて来たのに、今回はなし。

ヨーロッパで半端ながら多少オペラ座に足を運んだ感想だが、私見ではこのオペラ座がもっとも手頃。パリやウィーンの半分以下の値段で、パリやウィーン以上の出し物が見られるケースも多い。しかも、チケットの入手はラク。すぐに売れ切れというケースは少ない。チケットはウェップで購入、1週間後に日本に〒で到着。
 

加えて、毎日演目が変わるから、一つの町に腰を据えてという向きにはちょうどいい。ここがダメでも、コミッシェ・オーパーや旧西側のドイツ・オペラという選択もある。

もう一つ、終演後のこと。パリだと、あまり環境のよろしくないメトロを使うか、並んで待ってタクシーというのが相場。ガルニエ近辺のホテルは値が張り、パスチーユ近辺にはホテルが少ない。ベルリンの場合、このオペラ座から歩いて10分程度のところに大型ホテルがわりにある。ジャンダルメン広場周辺のソフィテルやヒルトン、リージェント。ほかに、ウェスティンという選択肢もあるし、フリードリヒ通り沿いに北に上がると、ドリント、ジョリーホテル・ビバルディ、メリアなどが徒歩圏内に。治安も悪くない。

また、近くのジャンダルメン広場には夜遅くまでやっているレストランがいくつかあり、夜の飲食にも困らない。

(車椅子・高齢者対応) = 配慮なし。

(子供向け?) = 子供にはむかないかも

(所要時間) = だいたい19時前後にはじまり22時ごろに終わる計算になっているが、演目によっていろいろ。「ドン・カルロ」は19時半に開演、終わりは23時過ぎ。「タンホイザー」は、17時開演、2つの休憩で計1時間半程度とって、122桙キぎに終わった。

(飲食店&ショップ情報) = 地下が簡単な飲み食いのできるフロアになっている。シャンパン10euro。ゼクト5euro。赤白ワイン3・5euro。ビール3euro。ほかにフルーツポンチのようなもの。カナッペが5種類くらい1・5euroから。巨大プレッツェルもある。その日の公演の絵葉書なども売ってい
る。

(その他) = 日本人率は、パリのガルニエかそれ以上。1300人程度はいる会場に、つねに10人は見かけます。2日、3日連ちゃんという人もいる。若い女性単身というケースもある。

ベルリンの町中ではそう日本人を見ないというのに、ここは日本行きの空港ターミナルかとさえ思わないでもない。日を追って日本人率は増え、「タンホイザー」では20人を超えていた。平土間では1列に1人はいたような気がする。1300人くらいしかはいらない会場だから、けっこう目立つ。

なかには、大きなカバンを抱えたセーター姿の学生風もいて、さすがに彼は浮いていた。パリではこれもアリだろうが、ベルリンではそこそこの格好は必要。

(2008年4月中旬 葦原のしこお 様)


 
 
 
 
絵画ギャラリー・美術工芸館
(アクセス方法) = バス:200番でPhilharmony下車 徒歩数分

(入場料) = 美術館共通パス3日券で 30ユーロ

(内部の雰囲気や感想) = 旧西ベルリンの美術館複合施設。博物館島と比較すると建物は新しく、訪問者もそれほど多くなく、ゆったりとして雰囲気がいい。

(車椅子・高齢者対応) = バリアフリー度は高い建物

(子供向け?) = 子供でも楽しめそう

(所要時間) = 3, 4時間

(印象的だったもの) = 絵画ギャラリーは大変ハイレベル。品数はルーヴルなどと比較すると少ないが、質は十分。フェルメールも2枚ある。充実しているのはフランドル・オランダ絵画とクラナッハ・デューラー・ボッティチェリ。

(飲食店&ショップ情報) = カフェテリアにはフード類も結構充実。飲食事情、休憩事情は博物館島よりもかなり上。さらにすぐ近くがポツダム広場なので、飲食事情の選択肢は広い。

(その他) = パリの美術館でたとえるならば、ピカソ美術館より大きく、オルセーより小さい規模。しかしそのコレクションは必見。

(2007年5月 aikyo.V 様)


 
 

レストラン
 
 
 

Lutter & Wegner  ルッター・ウント・ウェグナ

旧東ベルリン・ジャンダルメン広場の近くにあるレストラン。ETAホフマンゆかりの建物内にある。この界隈では、「アイグナー」と並ぶ人気店のよう。中級の名店だと思う。
近くでオペラがはねたあと、22時すぎに夕食に。土曜日の夜ということで、大混雑の様子だったが、厨房を通って、べつの部屋に入れてくれた。ここも、大繁盛状態。

前菜・スープは10euro以下。主菜は20euro前後。私の前菜は、牛肉と野菜のコンソメスープ7・5euro。胃にやさしい味。家族の前菜は、ルッコラのサラダ8euro。量はほどほど。

私の主菜は、牛肉を蒸し焼きにしたザウアーブラウテン18euro。蒸し焼きというが、シチューのような感じ。つけあわせに、ゆでキャベツのミジン切りを2種類の味付けでたっぷり。これに、イモ。少ししょっぱいが、「喰った」という気になる野趣のある味。

家族の主菜は、牛肉をゆでたターフェルシュピッツ17euro。千切りのラディッシュがじつに効いた味。

ワインリストはぶあついが、給仕があまりに忙しそうなので、忘れずすぐに出てきそうなザクセンの白ワイン32euro。ビール4euro。水6・5euro。コーヒー3euro。

(店内の様子・客層) = 年代がかった内装。古典的だが、どこかに庶民っぽさを残している。観光客から現地の人たちまでで大賑わい。場所柄、観劇、コンサート帰りの客や、グループ客も多い。「ハッピー・バスデー・ツー・ユー」を歌い出すグループも。

(スタッフのようすや対応) = スタッフはあまりに忙しく、てんてこ舞い状態。しかたなく、ときどきワインが手酌状態。それを目ざとく見つけては、注いでくれるが。

(日本語・英語対応) = 英語メニューを出してくれた。

(10点満点で何点?) = 8点。

(アクセス) = ジャンダルメン広場の西側シャルロッテン通りの西沿いに飲食店が並んでいるが、その中の一軒。最寄りの駅は、地下鉄フランツェージッシェ駅。徒歩3分程度。

(支払い方法) = VISA

(その他) = 夜、遅くまでやっているということで便利なレストラン。過去3回訪れたことがあるが、そこそこのレベルの温かい料理を夜遅くに食べさせてくれる。心まで温かくしてくられるレストラン。

(2008年4月中旬 葦原のしこお 様)


 
 
Aigner Gendarmenmarkt アイグナー・ジャンダルメンマルクト
近くでオペラがはねたあと、23時まえ、そろそろラストオーダーという雰囲気だったが、入れてくれた。ベルリン旧東側・ミッテ地区・名店の多いジャンダルメンマルクト界隈の中にあって、準高級大衆的名店の一つだと思う。ソフィテルの下にある。

前菜・サラダ・スープ類は7euro前後。頼んだのは、牛肉と野菜のブツ切りのスープ7euro。和む味で、なんとなくドイツに来たことを実感。サラダ7・5euroはふつう。

主菜は、20euro前後。頼んだのは豚のローストにソーセージとたっぷりのザウワークラフト添え20euro。量はあるものの、意外にはいる。塩分はまあまあきついものの、それが食欲をそそりもする。クリスピーチキンにたっぷりのジャガイモサラダが13euro。ここの名物の牛肉料理を頼もうと思ったが、すでにオーダー打ち止めで急遽選択。日本の居酒屋の3倍の量。味はまずまず。

ワインはドイツの白ワイン1リットルボトルが24euroと安い。もちろん、上のレベルもある。ビール3・5euro。食後のコーヒー2・5euro。

この店は8年ぶり3回目だが、この界隈でまた行きたいと思わせてくれるレストラン。ジャンダルメンマルクト界隈にあって、前菜・主菜で一人30euro内、そこそこに落ち着いて喰えるレストランとしては、同じ並びのルター・ウント・ヴェグナーと双璧か。

(店内の様子・客層) = 老若男女いろいろ。観光客も少なくないよう。いつも、けっこう混んでいる。

(スタッフのようすや対応) = スタッフはキビキビと動く。ドイツの中では気がきくほう。以前、20世紀末、この店でクレジットカードの請求書に署名をして立ち去ったはいいが、肝心のクレジットカードを忘れて出てしまうというお粗末をしでかかした。カードを手にした給仕が走って追いかけてくれたので、助かった。

(日本語・英語対応) = 英語メニューがすぐに登場。

(10点満点で何点?) = 7点

(アクセス) = ジャンダルメン広場の西側の通り・シャルロッテン通りの西側に並ぶ飲食店の一角。フランス大聖堂の裏側あたり。ソフィテルの下。地下鉄ならフランツェ-ジッシェ・シュトラーセ駅から5分以内。

(支払い方法) = VISA

(その他) = オペラのあとに行くレストランの有力候補の一つ。

(支払い方法) = VISA

(2008年4月中旬 葦原のしこお 様)


 
 
Ganymed ガニメド
23時過ぎ。リンデン・オーパーでオペラがはねたあと、夕食に。フリードリヒ・シュトラーセ駅にほど近いシュプレー川北岸には飲食店が10軒近く連なっている。当初、目指したのはビールの美味しそうな「ベルリナー・リパブリック」。ここは満席状態。ガヤガヤしていて、給仕も来客に気づかない。しかたなく、隣の「ブレヒト」という店を訪れたら、ラストオーダーと言われたうえ、やる気にかける。退散ののち、何人か客のはいっていく姿を目撃した、このレストランに。

ブラッセリーを名乗っているように、フランス料理の店だが、かなりドイツ風にアレンジしている。前菜10euroから、主菜は20euroからだから、そんなに安くはない。

私の主菜はサラダだが、たっぷりの葉野菜の下にはバターやクリームを使った根菜などがはいっている。けっこう腹にくる。

家族の主菜はカレースープ。濃厚なクリームスープにカレー粉を少しくわえたとおぼしき代物。グリーンの色調がかすかにあり、東南アジアのカレーを思わせるところもある。量は多く、味は濃い。ベルリンではカレーブルストが名物のせいかカレー粉を使った料理が出てくることがあるが、カレー使いでは日本の勝ちだろうと思わずにはいられない。全部平らげると、けっこう胃腸の負担になる。

私の主菜は、豚肉をゆでてそこに白いソースをかけたもの。オリーブとたくさんのイモが出てくるが、オリーブがアクセントに。それなりに納得の味。家内の主菜は、ラム肉の煮込みのようなもの。玉ねぎや赤ピーマンのみじん切りが下に。ザザ虫型をしたダンプリングがつき、ある意味、目を遊ばせてくれる。ガツンと来る味。でも、ややしつこい。量は多いほう。

主菜、前菜には日替わりメニューが何品かあり、ワインも日替わりのお勧めが。ジョセフ・ロティのマルサネ2001が43euro。ビールが3euro。

あとで調べてみると、日本のガイドブックにはフランス料理の店と紹介されている。ドイツ色の強いフランス料理であり、飛び抜けた何かはないが、まずまずのレストラン。とくに夜遅くになって、ガツンと食べたい人にはいいかも。

(店内の様子・客層) = ブラッセリーというより、パリの中級ビストロといったところ。遅くまで飲んでいる現地の若者もいる。観光客も多いよう。

(スタッフのようすや対応) = 英語は話せる。ワインを忘れず注ぐくらいの目配りはある。

(日本語・英語対応) = 何も言わなくても、英語メニューが出てきた。

(予約方法) = 飛び込み。

(10点満点で何点?) = 7点

(アクセス) = フリードリヒ・シュトラーセ駅からフリードリヒ通りを北上。シュプレー川にかかる橋を渡って、すぐ左へ。シュプレー川北岸に何軒か飲食店が軒を連ね。そのうちの一つ。

(支払い方法) = VISA

(支払い方法) = VISA(2008年4月中旬 葦原のしこお 様)


 
Fischers Fritz フィッシャーズ・フリッツ 

ジャンダルメン広場の近くにある高級ホテル・ザ・リージェントの1階にあるレストラン。ミシュラン1つ星。

昼食。東京のフランス料理レストランがミシュランの星をとりまくっていたが、最近思うのは、「本当はどうなの、フランス以外の国のフランス料理」。ドイツではどうなのか、怖いもの見たさに入店。入口でメニュー表を見て「うわっ、高いな」と言っていたところに、見つけた給仕がにこやかに「どうぞ」と言ってきたから、はいらないわけにはいかない。

入口のメニューは75euroの定食が最安だったが、「ビジネスランチ」のメニューも給仕が持って来てくれた。これは、安い。前菜、主菜、デザートのうち2品で28euro。全部なら36euro。1皿だけでもいいとある。それも、前菜、主菜、デザートは、それぞれ6種類くらいから選べる。レストラン名に「漁師」がついているだけに、魚の皿が多い。お味見といったところだろう。このビジネスランチを選択。

薄いせんべいのような付きだし。チーズ味。このあと、小さなパンプキンのムースが出てくる。上にはサイコロの形をした鴨肉。その上に、ゆでたイカを薄く切ったもの。肉・魚・野菜の3つが一体となって、繊細な味わいの調和を奏でるという感じ。「ベルリン、じつは凄いんじゃないの」と思った瞬間であり、この先、期待感が高まる。

私の前菜は、ウナギの燻製。ウナギの燻製と野菜を重ね、その上に緑のムースがのっている。燻製は細長い長方形に切られ、横には香草をゼリー状に固めたようなもの。緑が映え、見た目に美しい皿。味も繊細かつ、シャープ。都会の最先端をいっているような味。お試しコースなのか、量が日本のレストランよりも少ないくらいで、もっと食べたい私にはそれが残念。それくらい、味わい深い。「ドイツ人、じつは繊細で、センスもいいんだな」と見直した瞬間。

家族の前菜は鶏肉だが、鶏肉はあとかたもない。白いムース状の下には、タマネギの酢漬け。その下には、タマネギの皮を揚げたもの。じつは白いムース状のものの正体が鶏肉で、鶏肉をミキサーか何かで細かく砕き、クリームと香草で味付けしたもの。これと2種類のタマネギをからめて食べる。独創的というか奇想といおうか、舌と鼻から脳天にビシンと何かが来るような味と香り。どこかに室内楽的な調和を感じる。
 

私の主菜は、タラのポワレのようなもの。あとで、給仕がグリーンのソースをかけてくれた。付け合わせに、牛の頬肉と野菜のミジン切りを緑の葉で巻いたもの。これまた、魚を中心にしながらも、そこに肉と野菜も幸福なマリアージュを遂げた格好。魚の味が引き立ち、しみじみと美味しい。重さ、しつこさというものがほとんどなく、上等の和食と共通するような何かさえも感じる。「参りました」といったところ。

家族の主菜は、カレイのポワレ。深い皿で供され、下に緑のムース。上からはサフランソースを給仕がかける。シンプルだが、見た目も美しく、美味。

このあと、デザート前の一皿。プリンのような食べ物の上にラズベリーがのり、ジンジャーがかかっている。その上にシャンパンを使った泡状のもの。「いいねえ」という感じ。

私のデザートは、半液体のチョコ。これは飲み物として出てくる。マンゴーのソルベの下にはチョコクッキー。不思議な味がしたのは、バナナの周りに薄くパンを巻いて揚げたもの。私はバナナを好きではないが、バナナとは思えない、新種の何かを食べているような気がした。ある意味、この日、一番の絶品。

家族のデザートは、チョコケーキ。バニラアイスの下にはチョコクッキー。美味しかったらしい。

食後にコーヒーを勧められ、家族はエスプレッソ5・5euro。カプチーノ7euroもあると言われ、私はこれに。このカプチーノの泡がじつにきめ細かく、美味い。それほどカプチーノを飲んできたわけではないが、いままで飲んできたカプチーノの中でもっとも美味しいと感じた。コーヒーにまで繊細な神経が行き届いているレストランなのか、それとも、食後のコーヒーを実質以上に美味しく感じさせるほど、それまでの料理が美味しかったということか。

ワインリストは、中央テーブルに置かれた大きな箱の中。そこから、おもむろに取り出してもって来てくれる。給仕の表情にも「凄いだろ」と出ている。ワインリストは、ぶあつい。フランスワインもドイツワインもあれこれある。ついに日本では幻のワインとなったジョルジュ・ルーミエのシャンボール・ミュジニー2005が115euro。高いといえば高いが、いまの市場価格からすれば相対的に安いと思う。リースリング1杯が11euro。ちなみに、シャンパン・ルイ・ロデレールが1杯18euro。これは高い。水が9・5euroでこれも、それなりに高い。やはり高級レストランと諦めるしかない値段。

夜は、前菜・主菜・デザートをアラカルトで頼んで約100euroといったところ。けっこう値は張るが、それでも訪れてみたくなるレストラン。ビジネスランチでこれだけ美味いのだから、まともな皿はいったいどんな格好で出てくるか想像すると、せっせと稼ぎお金を貯めたのち、行ってみたくなる。労働意欲も起きる。

今回のテーマ「本当はどうなんだろう。ドイツのフランス料理店」の答えは、高レベルにあるんじゃないか一言。(1軒だけではねえ)ただ、フランスにはない、どこかにべつの価値観も加わったレベルの高いフランス料理店ともいえる。どちらかというと、日本で見かけるいくぶん日本化したハイレベルのフランス料理店に近い何かを感じる。どこか共通の繊細さがある。

(店内の様子・客層) = 天井が高く、豪華、荘重。平日の昼ということもあり、客はほんの数組。中高年のお金持ち夫婦か。

(スタッフのようすや対応) = 給仕も愛想よく、テキパキと動く。サービスをどちらかというと苦手とし愛想のないドイツの普通のレストランからすれば、ここは異国状態。

(日本語・英語対応) = 英語OK。英語のメニューも。

(予約方法) = 飛び込みで。夜なら予約が必要でしょう。

(10点満点で何点?) = 9点

(アクセス) = ジャンダルメン広場の西側の通り・シャルロッテン通りの西側に面し、ザ・リージェント・ホテルの1階。ホテルの玄関からはいり、左の奥まったところ。

最寄りの地下鉄駅は、フランツェージッシェ・シュトラーセ駅。徒歩3分程度。

(支払い方法) = VISA(2008年4月中旬 葦原のしこお 様)


 
 
 
 
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