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 Poissonbleu 様の 2007年 ビアリッツのバカンス
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pdated on 22 Mar.2008

 

(Poissonbleu様 2007年8月)
 
 

欧州在住。ファッション関係。

学生の頃から、西アフリカのマリ共和国を何度か訪問したりと、アフリカと国際協力、フェアトレードに興味がある。チーズとワインが好き。

夏のバカンスはビアリッツと決めていた。2年越しの想いが実現!

 

1 月 パリ〜ビアリッツ TGV  ビアリッツ泊
2 火 サン・ジャン・ドゥ・リュズ
3 水 バイヨンヌ
4 木  
5 金  
6 土 ラ・リューヌ登山
7 日  
8 月 ビアリッツ〜パリ  
   

 
 
 
 
 
準備編  
 
フランス人風に“一箇所に長く滞在する”というヴァカンスの過ごし方をしみたかった。
 
1ヶ月半前から現地の宿泊先を探し始め、フランスのフリーペーパーで発見。

どこも既に埋まっていたが、一つ、中心地からは遠いけれど1週間450ユーロの短期貸しアパルトマンがあった。電話で話したオーナー女性の感じがとてもよく、初めてなのに、いろいろ話してくれる。

自己紹介もし、この物件に決定。早速翌日、手付け金の150ユーロの小切手を送って、予約が完了。
 

現地に行く前に、何度かメールでやり取り。部屋の様子の写真を送ってくれたり、電車で行くと伝えると、当日駅まで迎えに来てくれるとまで。「地方の人は親切なんだなー」と感激。
 

出発前日、「大事なことを言うの、忘れていた」とまたメール。「今週末はバスク地方の祭りだから、白い服と赤いスカーフを忘れずに!

「大変だ。そうしないと現地で浮いてしまうのか?」

旅行バッグにスカーフをしのばせ、当日、白い服装でいよいよ出発。
 
 

1日目  
パリからボルドーでの乗り換え含め、TGVで約5時間。到着すると向かいのホームに、私の名前を手に持った女性が大きく手を振っている。地方はいいな〜。
 
この2007年夏のパリは、暑い日がほとんどなく、ビアリッツで本当の夏に出会える期待。

出発前に、ビアリッツで30度を超える暑さになってきたとの情報入手。着いたら、待ち遠しかった、夏の暑さが待っていた。 
 

男性が運転する車で約5分、滞在先に到着。大家と同じ家の地上階(日本式1階)が、私たちが泊まる部屋。

40平方メートルほどの部屋で、パリの自分たちのアパルトマンより広い。庭に面していて、庭に専用のテーブルもある。
 
市街地までは3キロほど、周りには広い庭の多きな家もいくつか並ぶ。家々の窓枠が赤だったり緑だったり、バスク特有の町並みが地方に来たことを実感。
 

早速、街へ出掛ける。  
まずは現地を知るためにも、歩いて向かう。まずビアリッツの中心地、グランド・プラージュへ。

色とりどりのパラソルがビーチを飾って、まさにフランスのリゾート感が溢れている。ビーチの向こうには最もゴージャスなオテル・ドゥ・パレが。
 

気合を入れて白い格好をして来たものの、やはり観光客も多いので特に浮く様子もなく、ただ本格的に祭りに参加するにはこの祭りの格好が望ましいようだ。
 
ビーチの周辺を歩く、高級リゾートらしく、ギャラリー・ラファイエット中心に、ブティックが並ぶ。ヴィトンやエルメスがずらーっと、という程ではないしにしても、センスの良い店やカフェがたくさんある。

スペインの国境に近く、レストランもパエリアを出すところが多い。“カフェで一杯”もサングリアが合う。
 

久々の暑さ
パリにはない、久々の暑さを実感。「この暑さをフルに楽しまなければ!」と家に戻り、水着に着替えて、海を目指す。
 

歩くこと30分。力強い太陽。グランド・プラージュではなく最寄のビーチ Miladyへ。

ビアリッツはサーフィンのメッカだけあって、波が高い。優雅に浮かぶ、というよりは、勇敢に波に立ち向かう。ビーチで本を読んで、疲れたら昼寝して。憧れの、フランスでのビーチリゾートを満喫。

夜は、予約していたレストランでディナー。シェフBrunoが買い取った次の年のミシュランで一つ星を採ったという期待のところ 、Les platanas へ。偶然、滞在先からは徒歩3分という近さ、市街地からは離れている。

シェフのお任せコースで、メインに肉か魚かを選べ、肉に決める。前菜にフォア・グラとエスカルゴ。メインにリー・ドゥ・ボー。このリー・ドゥ・ボーに少し味噌の隠し味が利いていて、目を見張るおいしさ、大満足。

さくなシェフの人柄もまた魅力。また来たい。一つ星だし、今度は気軽にランチでも、と予約をしようとすると、「今の時期はランチをやってもみんなビーチに出るから、人が入らないだ。夜しかやってない」ということで、またディナーの予約をしてしまった。
 

リー・ド・ヴォー: 仔牛の胸腺肉

 
 
2日目  
大家が自転車を2台貸してくれ、家の周りをサイクリング。湖の周りを散策したり、地元の人気分。
 

午後は、電車で10分の隣町、サン・ジャン・ドゥ・リュズへ。かわいい港町と聞いて、期待大。
 
ずっと雨が降ったり止んだり。街を、傘をさして歩く。小じんまりした街。ビーチもあって、昨日のレストランのシェフはここのビーチの方がビアリッツより好きだそう。

人も、ビアリッツよりは少ないし。マルシェがあったが、午後なので閉まっていて、残念。海の幸を食べようとしたが、昼食の時間を過ぎていたので、食べられるところが少なく、ブラッスリーで海の幸のプレートを食べる。
 

3日目  
また、隣街を散策。バイヨンヌへ。駅から河を渡り市街地へ。バイヨンヌへ来たら“食”とばかりにワイン、アペリティフ、チーズ、ハム、チョコレートを購入。夜は家でゆっくりこれらを楽しむ。

近くのスーパーにも、バスク地方のチーズが。チーズ屋で売っているような、パッケージがほとんどないチーズ。このバスクのトム(ヤギのチーズ)が、ミルクの味が濃厚でおいしかった。久々においしいチーズに出会えた、という感動。

4日目  
バカンスらしく、遅い朝食。テラスで食べる朝食は、優雅。

午後、大家の娘さんとその5歳の息子と、海へ。Miladay ビーチ、グランド・プラージュとは離れているので、それほど人は多くない。

5歳の子とカニを採ったり、磯遊び。その後、海沿いをグランド・プラージュに向かって、散歩。

さすがにサーフィンで有名なビアリッツだけあって、あちこちにサーファーの姿が見える。

夜は、グランド・プラージュの近くの大衆的なレストランで、パエリア。その後、カジノに行って見るが、身分証明書を忘れたので入れなかった。

5日目
夜は別の、気になっていたレストランへ。フランスのレストランガイドで見つけたもの。

Avenue Fochにある  Sissinou へ、ガラス張りの洗練された内装。店内もベージュを基調にしていてシック。

料理は、ビストロ料理のような肩肘張らない感じ。刺身や天ぷらなど日本食にかなり影響を受けている様子。サービスも堅苦しくなく、カジュアル。

後から知ったのだが、一つ星とか。ビストロにしては満足だけど、一つ星にしては、物足りない。驚いた。

6日目
大家のすすめで、ピレネー山脈の一部、La Rhune ラ・リューヌに。電車で10分のサン・ジャン・ドゥ・リュズからバスで30分。

登山列車に乗って35分。標高905mの山頂まで。登山列車の駅に着いたら、100m程のチケットを買うための長い行列。

サン・ジャン・ドゥ・リュズの駅で登山列車とパックになった券を買って、大正解。待たずに乗車。
 

山頂までの、ゆったりした道のりを楽しむ。登山列車は単線なので、すれ違う際に、10分ほど停車したり、本当にゆっくり、ゆっくり山頂に向かう。

バスク地方の全景が広がり、山には羊や馬などの動物が草をはむ。山頂はさずがに、気温差があって肌寒かった。天候にも恵まれ、ビアリッツや、スペイン側、山脈が見渡せ、広がる大パノラマに大感激。

帰りは、行列に並ぶしかなく、1時間程待って乗車。みんな往復チケットを持っているので、乗車するための行列。

時間に余裕も持たないと、登山列車を降りた後、1日3本しかないサン・ジャン・ドゥ・リュズまでのバスを乗り過ごすことに。
 


 
 
 
 
7日目  
ビアリッツを離れる前日。「やっぱり海を満喫しなくては!」と再びビーチまで自転車を走らせる。
 

SNCFの駅に近い宿泊先から市街地までは、なだらかな下り坂が続く。今度はグランド・プラージュの隣、入り江になっているPort vieuxのビーチに。
 
小さなビーチで、波は穏やか。水に浮かんで日差しを浴びる。ビアリッツらしい、荒波を味わいたい人には、不向き。ビアリッツにはいろんなタイプのビーチがあるので、好みで選べて楽しめる。

夜はレストラン l'Instant 。偶然通りかかって気になったレストラン。期待以上で大満足。シェフ一人で料理を担当しているにも関わらず、モダンで洗練された料理の数々。女性の心地良いもてなしに感動。


 

お腹が一杯になりながらも、坂道を自転車で快走。しかもレストランに行くためにスカート着用。帰り道は あじさいのところを右に曲がって・・・ この街にすっかり馴染む。
 

8日目  
早朝8時のTGVにも関わらず、大家の女性が駅まで車で見送ってくれた。

この滞在は、温かなもてなしにつきる。自転車を貸してもらえたお陰で随分、アクセスが楽だったし、孫息子は本当にかわいかった。自分の家のように、貸し部屋も居心地が良かった。一週間過ごして愛着が湧いた頃に去ることに。
 
ビアリッツは高級リゾートならではの買い物も楽しめ、レストランもレベルが高く、土地のワインやチーズもおいしく、食も充実。

電車で10分離れると、バイヨンヌやサン・ジャン・ドゥ・リュズにも行ける。バカンスを過ごすには楽しみに尽きない、大満足の場所

ゆっくり過ごして近所の道を覚え、土地の味を楽しむ。同じ場所で優雅に過ごすフランス流バカンスを満喫した。
 

おしまい



 
 
 
 
 

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